佐藤多佳子『一瞬の風になれ』
本年度、本屋大賞受賞作品。
読みたかった本です。
そして猛暑の風に吹かれながら、読みました一気に3冊。

「速くなる」
ただそれだけを目指して走る。
春野台高校陸上部。とくに強豪でもないこの部に入部した2人のスプリンター。
ひたすらに走る、そのことが次第に2人を変え、そして、部を変える。
「おまえらがマジで競うようになったら、ウチはすげえチームになるよ」
思わず胸が熱くなる、とびきりの陸上青春小説、誕生。
                      (Amazon.co.jpより)

100メートルでもマラソンでも駅伝でも、
どうして人は走る姿に感動してしまうんだろう。
自分の力の限りを尽くして走ってる人を見ると、
味方であろうがライバルであろうが関係なく、応援したくなる。
「走ることは、尊い」
本の中に出てくる言葉なんだけど、
走ることはただただ単純に尊いからこそ、人は感動してしまうんです。
笑顔でゴールを切っても、倒れそうにゴールにたどり着いても、
泣きながらゴールに飛び込んできても、
走った人すべてが尊いんです。

幼稚園から大人になるまで、
走って一度も1位になったことも、
リレーの選手に選ばれたことのない私にとって、
風のように走る、ということはとてつもなく憧れです。
風になった人だけが体感する世界ってどんなんだろう?
バトンを渡すときの瞬間、ってどんな感じなんだろう?

高校の陸上部に入った新二と連。この2人を中心に、
インターハイに出場するまでを描いている。
1、2巻は、うっと胸に迫るものがあり、泣きそうになります。
3巻は、涙で読めなくなるかもと思っていたら、
爽やかです。ものすごく爽やか。
陸上部に青春を燃やした高校生の青春小説。
まばゆいです。一緒に走ってる感じさえします。
あまりにもラストが爽やかすぎるといって、
直木賞にもれたという話もあるそうですが・・・。
一人称で書かれているので3巻一気にすいすいと読めてしまいます。
風に吹かれるように、ひと夏の出来事のように、
「走ること」が爽やかに描かれている。

そして、25日からは、いよいよ世界陸上が始まります。
100分の1秒で勝敗が分かれる世界。
日本代表選手では、400メートルハードルの為末大選手、
200メートルの末続慎吾選手、女子マラソンの土佐礼子選手など。
猛暑の夏。大阪を走る選手をいっぱい応援したいです。
一瞬の風になれ 第一部  --イチニツイテ-- 一瞬の風になれ 第一部 --イチニツイテ--
佐藤 多佳子 (2006/08/26)
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Posted by まみー
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息子が陸上部なので、買ってあげました。
どう感じたんでしょうか?
小6の娘が、読書感想文の課題に選んでいて、
電車の中で3巻のクライマックスを読んでるのを
隣で読んでしまって、感動してしまいました。
1巻2巻は読んでないのですよ〜。
しまった〜。
今は、先に知人から借りた憑神を読んでて、
次は、亡き河合隼雄先生のエッセイを読む予定なので、
もうちょっとしたらゆっくり読みま〜す。

世界陸上はご近所なので、行きますよ!
2007/08/21 20:37 | URL | edit posted by たかぽん
息子さんやお嬢さんの感想をぜひ聞いてみたいですね〜♪
たかぽんさんも時間ができたらぜひ読んでみてください!
青春っていいな、仲間っていいなって思いました。
世界陸上、生で見れるんですか!いいな〜。
2007/08/22 07:24 | URL | edit posted by まみー
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